Design&Tecnology

Design

ヴェルデシリーズでは、鉄筋コンクリートの耐火、耐震、遮音、断熱等の性能を生かした住宅を建築しています。

Tecnology

耐震性能

現場打ちの鉄筋コンクリートの壁式構造は、耐震性の最も高い構造です。基礎は一般木造の数倍の鉄筋を敷き詰めた「耐圧スラブ基礎」で、その基礎と躯体が一体となるモノコック構造を形成します。つまり鉄筋コンクリートで作られた6面体の箱となり、地震や台風などの外力をバランスよく分散し受け止めます。日本を襲った数々の大地震においても、一番被害の少なかった構造は鉄筋コンクリート壁式構造でした。

 

耐火性能

180mm厚のコンクリートで躯体が造られているため、鉄筋コンクリート住宅は家丸ごとで耐火構造です。火災に対する安全性は一般木造などとは圧倒的に違います。また、耐火構造であることで、都市部の防火地域にも建築が可能です。

 


遮音性能

鉄筋コンクリート住宅は遮音性においても優れた性能を発揮します。180mm厚のコンクリートが、音のエネルギーを遮断するからです。交通量の多い道路に面していても、深夜の住宅街の静けさを保つ透過損失-50db以上の性能です。音の侵入や漏れが起きやすい開口部も遮音性の高い複層サッシでカバーしています。床も二重床で衝撃音を低減させる構造になり、高い遮音性を実現しています。

断熱・気密性能

54mmの発泡断熱材と隙間のないコンクリート躯体でしっかりと断熱・気密化された鉄筋コンクリート住宅は、床と天井付近または各部屋の温度差も少なく、家中で温度ストレスの少ない快適な環境が得られます。さらに非常に省エネ効果が高いため家計にも地球にも優しい住宅ということが言えます。また、換気は24時間換気システムを採用していますので、結露が起きにくくなっています。

耐久性能

日本の住宅寿命は平均30年といわれ、他の先進国と比較してとても短いものです。住宅の長寿命化は、これからの少子高齢化・地球温暖化などの問題を考えるととても重要な課題です。地震・火災に強く、躯体の劣化も少ない鉄筋コンクリート住宅は、次世代への引き継ぎが可能な高耐久住宅として、とても重要な役割を担っています。

高強度を生む壁断面図

技術的にコンクリート、断熱材、内装下地材、それぞれの間を圧着してありますので、壁内部結露のおきにくい構造を採用しています。

○断熱材(54mm)+ 内装下地材(6mm)=60mm
グラスウール(10kg/㎥)の約1.5倍の性能を持つ断熱材が室内をすっぽり包み込む優れた断熱性能

○コンクリート(180mm)
木造住宅の柱の1.5倍の厚みを持つコンクリート壁。これが阪神大震災でも被害が なかった壁式鉄筋コンクリート構造。2時間耐火です

○クロス(壁紙)
クロスはノンホルマリン系の壁紙を使用していますから安心です

※構造計算によって十分な強度が確認された場合はシングル背筋になることがありますが、性能上問題ありません。